この記事では、私がITパスポート試験の受験までにやった勉強方法をご紹介します。
画像を使ってわかりやすく説明します!
受験を迷っている方は、こちらの記事もご覧ください。
【ITパスポート試験 勉強法】初心者でもこんな人はねらい目!
私はどの分野も全くできませんでしたが、勉強をしながら以下の項目が得意な人は、有利だなと思いました。
- 国語強い(問題文全て答えが書いてあり、理解できればその場で解ける)
- 英単語に強い(多発する略語が覚えやすい)
- 数学に強い(計算問題は毎回一定数出る←解き方はトレンドに影響せずずっと同じ)
- 職場で「監査」を経験したことがある(監査は頻出問題、でも経験があれば解ける内容)←他業種でもOK
【ITパスポート試験 勉強法】2カ月間の流れ
まずは概要です。
導入期 章末問題でなれる
鍛え期1 8回分1周目
鍛え期2 8回分2・3周目
鍛え期3 8回分3.5周目
鍛え期4 8回分4周目
仕上げ期1 疑似体験ソフトウエアを利用し模擬試験
仕上げ期2 過去問道場を使ってもう1度100問
仕上げ期3 シラバスの追加項目チェック
このように、はじめから問題を解いて勉強します。
先に参考書を全部読んでから…とは考えない方がいいです。
分量が多いし、特に初心者の場合は心が折れる原因になります。
それでは具体的な説明に入ります。
使用している参考書は、『よくわかるマスター ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集(FOM出版)』です。
導入期 章末問題でなれる 3日間
ITパスポートの出題範囲には3つの分野と9つの分類があります。
分類ごとに章末問題が少しずつ付いていますので、分野ごとにまとめて問題を見ていきます。
最初は少量したほうが継続しやすいので、章末問題が最適です。
鍛え期1【8回分1周目】27~28日間
下図のように、前半は 1単元2回分/1日 のペースでやります。
後半は慣れてくるので 1単元4回分/1日 に増やします。
わからない言葉は索引ページを使ってチェックしますが、「ふーん」くらいの理解で大丈夫です。
そしてここからは、できるだけ本番に近い環境で勉強できるようにパソコンを使います。
前述の参考書に付いているCDからソフトをインストールします。
こちらは実際の画面です。
水色で囲んだところの設定をして、勉強を始めましょう。
鍛え期2【8回分2・3周目】24日間
ここから自力で解いていきます。
このとき、まとめて採点するのではなく1問ずつ採点と解説読みを繰り返します。
下図のように設定するとやりやすいです。
1問ずつ採点し、解説を読むことは前述したとおりです。
それとあわせて「間違えた問題」に付箋を貼りながら進めます。(余裕があれば、「正解したけどもう一度解きたい問題」にも貼ります)
ただし、ここでも熟読はしなくて大丈夫です。私は正解以外の語彙の意味も調べませんでした。
100%×1回ではなく、10%の理解×10回のイメージです。
初めて読んだときは理解できなかったことも、繰り返しているうちにわかるようになります。
2~3周目の途中で少し慣れてたら、参考書の見出しだけ流し読みします。
ITパスポート試験では、同じような言葉が複数の単元で出てきます。
そのためどこの何を勉強しているのかわからなくなりがちです。
各ページの見出しを流し読みするだけで、頭が整理されます。
鍛え期3【8回分3.5周目】
ここが大事なのですが、もし3周しても8割正解していなかったら、もう1周します。
がんばってください!!
鍛え期4【8回分4周目】3日間
3周目で間違えた問題のみ、もう一度解きます。
鍛え期3で貼った付箋を使います。
ほぼ全て正解するまで繰り返します。
私は3回ほど繰り返して全問正解になりました。
仕上げ期1【1回分1周】疑似体験ソフトウエアを利用し模擬試験 1日
公式ページにある疑似体験ソフトは、最初の説明画面から画面配置まで本番そのものとなっていますので、一度体験しておきます。
無料で簡単に使えます。
上記ページではかなり前の問題も解けるようになっています。
ですが、ITパスポート試験は問題の変化が激しいので、新しい問題を解くようにしてください。
そしてここで、はじめて時間を測ります。
私は大体40分くらいで解き終わっていました。当日はより慎重に解き、見直しもしっかり全問やりましたが、10分前には終わりました。
問題を解き終わると、正誤表が出ます。それだけ控えておいてください。
細かい復習は次で行います。
仕上げ期2【2回分1.5周】過去問道場を使ってもう1度100問 1日
ここからは公式の疑似体験ソフトは使わず、ITパスポート試験ドットコム 過去問道場を利用します。(無料)
このサイトを利用する理由は、解説が充実しているからです。図画が多めでわかりやすいです。
早速、公式疑似体験ソフトで間違えた問題の解説をチェックしてみましょう。
そして、もう1度、同じ問題を解きます。
(つまり2周目)
過去問道場も時間を測ることができるので、私はそのままこれを利用しましたが、見た目からもう一度本番さながらにしたい場合は公式の疑似体験ソフトを使ってください。
仕上げ期3 シラバスの追加項目チェック 1日
なんと私はシラバスをチェックせずに勉強していました。
シラバスは、言うなれば出題範囲です。最新の情報は公式ページから確認してください。
ここで気をつけなければならないのが、公開されているシラバスはまだ出題範囲じゃない場合があるということです。
受験時のシラバスを確認した後は、ひとつ前のシラバスとの変更点も押さえておきます。
なぜならそこが一番時代に合わせたポイントになっているからです。
また、過去問では勉強できていない可能性もあるので、要チェックです。
公式ページの「「ITパスポート試験」シラバス(Ver.□.□)(変更箇所表示版)」と書かれているリンクをクリックしてください。
【ITパスポート試験 勉強法】初心者でも確実に合格する方法
1 練習の段階から自力で計算する
ITパスポート試験は電卓が使えません。
私は、式は分かっても計算ミスで間違えたということが結構ありました。
はじめから計算の練習もしておくのがよいと思います。
2 過去問で9割以上取れるようになるまで受験しない
ITパスポート試験は出題範囲の更新が頻繁なので、過去問だけでは網羅できません。
特にIT初心者の方は、必ず初見の問題があると考えておいた方が無難です。
初見の問題で失点してもいいように、過去問はしっかり固めておくのがコツです。
受験日時の変更は、試験日の3日前まで可能ですす。(受験申込み)
仕上げ期で9割以上取れていない場合は、試験日の延期を検討しましょう。
3 受験するときのシラバスはいくつかを確認
シラバスは、参考書を用意するときにも気をつけてください。
まず、「受験時の出題範囲はシラバスいくつなのか」を確認し、購入しようとしている参考書は「そのシラバスに対応しているか」を確認してください。
大体表紙に記載されています。
【ITパスポート試験 勉強法】本番のときのコツ
1 最初わからない問題が続いても落ち着いて!
最初にわからない問題が数問続くと、つい「終わった…」と考えがちです。
でも、ITパスポート試験は6割で合格します。※
極論、わからない問題が40個あっても大丈夫なので、気にせず取り組みましょう。
(※ただし、各分野3割超という条件付きです)
2 青色のピンは、見直し用にしない
青色のピンは、PC操作の説明画面で「見直し用に使えます」と表示されます。
後述しますが、復習は全問やるのでピンを使う必要はありません。
その代わり、自信のない問題すべてにピンを入れます。
全体の点数が見えて、より安心して取り組めます。
3 見直しは全問やろう
これは凡ミス防止につながります。
全体的に手ごたえのあったときはまだしも、ボーダーラインにいそうなときは「1問で泣いた…」ということにならないように、面倒ですが、全問見直しが大事です。
4 計算以外にもメモは活用しよう
同じ言葉が複数の問題で出てきて、それらをヒントに相互に答えを導き出せるとかあります。
そういう場合のために、自信のない言葉などをまめにメモしておくのが有効です。
用紙は追加でもらえます。安心してどんどんメモしてください。
【ITパスポート試験 勉強法】まとめ
最後に、おすすめの参考書があるのでご紹介します。